オール・アバウト・テニス

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UTRとカレッジ(大学)テニス その2

UTRについて

ユニバーサル・テニスレーティング(UTR)は、テニスプレーヤーのテニスのレベルを知るためのとても信頼できる指標である。現在では、カレッジテニスの監督が選手をリクルートをするときに最も気にするのは、テニス・リクルーティング・ネットワーク(TRN)よりも、USTA(アメリカテニス協会)のランキングよりも、このUTRということだ。今回はこのUTRについて簡単に説明してみようと思う。

 

まずは次の図をみてほしい。

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この図だけで、UTRについてのポイントがほぼ全て説明されている。UTRのシステムは、とてもシンプルだ。テニスプレーヤーのスキルレベルを1(ビギナー)から16.5(プロ)までの数値で評価しているだけだ。評価するときに考慮されることは、

1 コンペティション:対戦相手のレベル

2 スコア:試合で全体の何パーセントほどゲームを取得したか

3 ヒストリー:過去12か月以内で最も最近の30試合の結果

である。

実際の計算方法は、とても複雑でいろいろな細いことが考慮されている。興味のある人は調べてみるといいかもしれない。一般的に多くの人が気になるのは、レベルを示す数値であろう。それでは次にそれぞれの数値が意味することを少し詳しく解説していきたいと思う。

 

UTRの16レベルを解説 

 

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(以下UTRのホームページから翻訳)

このチャートは、UTRの16のレベルを示している。UTRは最も正確で信頼できる国際的なテニススキルのレーティングシステムである。UTRでは1~16までの数値でテニスのスキルレベルを評価する。実際のUTRの数値は小数第2位まで表示されるが(例えば10.49 など)、このチャートでは、分かりやすく説明するための基準値として整数のみで示しいる。

チャートの線が左側から右側、そして下方から上方に移行するにつれて、テニスのスキルが低度から高度に変わっていく。チャートは、最も左側の「3つのビギナーのカテゴリー(レッド、オレンジ、グリーンボールレベル)」から始まる。このレベルは、正式なレーティングシステムには含まれていない。レッド、オレンジ、グリーンボールというのは、初心者向けの特別なボールことを意味する。

実際のUTRのレーティングは、最もビギナーレベルであるレベル1から始まり、ATPの男性トッププロレベルである16までの数値で格付けされる。UTRでは、この1~16の数値を4つの異なったステージに分けて、それぞれのレベルをビギナー、中級、上級、プロと呼んでいる。

 

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ステージ1(レベル1~4、緑色)は、テニスのスキルレベルとしては、初期の段階を示している。ゲームについての基本的な能力の向上を図っている段階である。

 

ステージ2(レベル5~8、青色)は、ジュニアとしては、だんだんとより高いレベルに移行してきている。大人のプレーヤーとしては、中級レベルである。ITF国際テニス連盟)やUSTAのジュニアトーナメント、世界各地で行われるの様々な一般の大人の大会でプレーするレベルである。

 

ステージ3(レベル9から12、紫)は、上級レベルの大会でのプレーを経験をしているアスリートたちが含まれる。

レベル9、10では、男女共に、NCAA(全米大学運動協会)のディビジョン3、またはそれ以上で、活躍しているカレッジプレーヤーもみられる。また、LTA(英国テニス協会)の女子18歳以下のカテゴリーの女子トップジュニアプレーヤーもこのレベルである。

レベル11では、NCAAのディビション1の大学の上位にランクされている女子カレッジプレーヤー、ITFの世界レベルのトーナメントで成功を収めている女子ジュニアプレーヤー、テニスヨーロッパの男子14歳以下のカテゴリーの男子トップジュニアプレーヤー、テニスヨーロッパの女子16歳以下のカテゴリーの女子トップジュニアプレーヤーなどが含まれる。

レベル12では、ITA (Intercollegiate Tennis Association)のカレッジプログラムで活躍する重要なプレーヤー、WTAで成功を収めている女子プロテニスプレーヤー、USTAのそれぞれのセクションの男子トップジュニアプレーヤー、テニスヨーロッパの男子16歳以下のカテゴリーの男子トップジュニアプレーヤー、LTAの18歳以下カテゴリーの男子トップジュニアプレーヤーなどが含まれる。

 

ステージ4(レべル13~16 マジェンタ/赤紫色)は、テニスのスキルにおいての最高のレベルを示している。

レベル13には、WTAのトッププレーヤーで、プロレベルの大会で優勝することができ、テニスプレーヤーで生計を立てている女子プロテニスプレーヤー、USATナショナルレベル、または、セクションレベルで上位に入る男子ジュニアプレーヤーが含まれれる。

レベル14は、ITFの大会で、世界的な成功を収めている男子トップジュニアプレーヤー。NCAAでプレーする、トップレベルの男子カレッジプレーヤーなどが含まれる。

レベル15は、ATPのチャレンジャーレベルで戦っているプレーヤー、レベル16では、ATPのトッププレーヤーで、プロテニスプレーヤーとして生計を立ててる男子プロテニスプレーヤーが含まれる。

 

*この記事は、UTRのホームページからの記事を翻訳していますが、(https://blog.universaltennis.com/2017/06/29/the-universal-tennis-16-level-chart/)

2017年の6月に書かれたものなので、細かい部分で多少古い情報もあるかもしれませんが、基本的なレーティングシステムに変化はありません。