オール・アバウト・テニス

主に海外(特にアメリカ)で取り上げられているテニスに関する興味深いニュースをピックアップしてお届けします。

ATP男子ベストサーバーからサーブのアドバイス

男子プロの世界で、ベストサーバーの一人である、カナダのミロス・ラオニッチ。ATPツアーで、これまで彼が打ったサービスエースの数は、7000を超えています。今日は、そんなラオニッチからサーブ向上のためのアドバイスです。

 

こんにちは、ミロス・ラオニッチです。

今日は、あなたのサーブ上達のために3つのことをアドバイスします。

まず始めに注目するのは、ボールトス。あなたのボールトスの位置から、対戦相手があなたがどんなサーブを打つか読まれないようにすることが重要です。また、コンシスタント(安定した、一貫した)なサーブを打ちたければ、毎回、同じスポットからボールを打たなければなりません。

あなたのボールトスをレビューするのにもってこいなのが、このエクサイズ。通常のサービスモーションから始めますが、ボールを実際に打たずに、ボールを地面に落として跳ねさせます。毎回同じ場所にボールが落ちるようにしてください。そうすれば、あなたがいつも同じ場所にトスすることができているかどうかが分かります。

第2のアドバイスは、コンタクトの瞬間(ボールを打つ瞬間)、足からコンタクトポイントまでの体のラインが真っすぐになっているようにすることです。体が上の方向に真っすぐ伸びていることで、ボールを下方の軌道で打つことができる、より良いアングルが望めます。

コーチ、友達、家族に頼んで、あなたのサービスモーションを横から撮影してもらいましょう。体がフルエクステンション(まっすぐ伸びきった状態)になっていて、コンタクトの瞬間に右利きなら、右肩が左肩の前に来ないように、左利きなら、左肩が右肩の前になってないように注意して下さい。

第3のアドバイスは、コンシスタントでスムーズなモーションでサーブを打つこと。止まることなく、常に動いている状態で、スムーズでなめらかな動きをつくり出します。そして、マインドとボディの両方でその感覚を憶えるようにすれば、そして、その感覚を使って、重要なポイントでもサーブを打てるようになります。

3回ほど連続して、途中で止まることなくサーブを打ってください。コート内に足が少しはみ出ても構いません。サーブを打ってから、すぐに次のサービスモーションを始めます。サービスモーションを繰り返すことで、コンシスタントでスムーズなモーションを体で憶えることができます。

この3つのアドバイスを実行してあなたのサーブが以前より向上することを祈っています。

 

(コンシスタント= acting or done in the same way over time.)