オール・アバウト・テニス

主に海外(特にアメリカ)で取り上げられているテニスに関する興味深いニュースをピックアップしてお届けします。

ニック・キリオス、車を押す

ニック・キリオスが、地元、キャンベラで、練習から帰宅途中に、壊れた車を押している人を見かけて、" Need a hand?( 手伝おうか?)” と声をかけて、壊れた車を持ち主の女性の自宅まで、押して帰ることを手伝ったということです。

 

10daily.com.au

 

 

この時の状況は、

キャンベラで弁護士をしている、Harriet Philipさんと友達のEvanさんが、Old Canberra Innという場所でビールを数杯飲んだ後、歩いていると、車が故障して立ち往生していた女性に、自宅まで車を押すのを手伝ってくれないかと頼まれます。そこで、2人はその車を押していたのですが、車は重いし、飲んだ後だし、苦戦します。そこへ、”一台の黒い、艶やかな、バットマンが乗っているような車(a car that looks like something Batman would own-- all sleek and black. )" がやってきて、運転手が、”手伝おうか?” と声をかけました。その運転手が、ニック・キリオスだったのです。そして、ニック、Harrietさん、Evanさんと3人で、無事、壊れた車をその女性の家まで押していった、ということでした。

 

そして、この出来事を、Harriet さんは、ボーイフレンドのSimon Andersonさんに話します。そして、Simonさんが、このことを、Harrietさんがそのときの取った写真と共にソーシャルメディアに載せたため、今回のキリオスの善行が世に出たというわけです。

 

”彼らが、車を押していると、車が彼らの横に止まり、運転手が手伝おうか?と声をかけてきた。飲んだ後で、彼らは、助けが必要だった。運転手は、車から出てきて、手伝ってくれたんだ。それがニック・キリオスだった。”

”そして、僕の彼女と彼女の友達とニック・キリオスとで、その女性の車を家まで押して行ったんだ。”

 ”トレーニングからの帰宅途中にもかかわらず、キャンベラのストリートで、車を押すのを手伝ってくれて、その上、その後、彼らと写真まで撮ってくれた。そして、車に戻り、自宅へと戻っていったニック・キリオス。いい人だ。”

 

これに対して、キリオスは、

こんなことは、注目を集めるようなことじゃないよ。日常的なことだし、いつでもやるよ。”
と言っています。
 
ニック・キリオス、いいとこあるね!
 
次にニック・キリオスが見られるのは、来月のマドリッド・オープンです。