オール・アバウト・テニス

主に海外(特にアメリカ)で取り上げられているテニスに関する興味深いニュースをピックアップしてお届けします。

世界最速の高校生!?

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テキサスの18歳の高校生、Matthew Bolingさんが、100m走を9.98の記録で走ったと評判になっています。

 

youtube.com

 

【cbsnews.comより】

テキサスの高校シニア(最上級生)が、100メートル走で9.98秒の記録を出しました。この9.98秒という記録は、オリンピックの100メートル走の決勝戦に出場できるほと速い記録です。”ホワイト・ライトニング(白い稲妻)” というニックネームを持つ Matthew Bolingさんは、彼の学校の記録を塗り替えただけではなく、実は、国内で一番速い高校生スプリンターかもしれません。

ヒューストンのStrake Jesuit College Prepに通ってるBoling さんが、ツイッターで100メートル走の自己最高記録を更新したことを発表したのは先週のこと。

"100メートル走、自己最高&(すべてのコンディションでの)高校新記録、9.98”

 

ちなみに、2016 Olympics men’s 100mの記録

 

この時のコンディションが、風速4.2mphだったために、アメリカ国内記録としては、追い風参考記録となり、残念ながら公式記録とはなりませんでしたが、「どのようなコンディションも含めた」場合では高校新記録となります。(アメリカ国内最速の公式高校記録は10.00秒だそうです。)

 

Matthew Boling

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www.cbsnews.com

この記録を作る前、ローカルTV局のインタビューに答えたBolingさんの話によると、

「以前は自分がこんなに足が速いとは知らなかった。」ということで、たくさん練習を重ねた結果、このような記録を出す選手になったようです。

彼の父親であるMarkさんも「足が速いのは、遺伝だと言いたいけどね。(でも、そうじゃなくて)彼の場合は本当にものすごく努力をして得たものだよ。あんなに努力をする人を、いままで見たことがない。」と自分の息子さんについて語っています。

Bolingさんは、スポーツの名門校ジョージア大学にこの秋から進学が決まっているということです。彼の目標はもちろんオリンピック。

この調子でいけば、オリンピックでホワイト・ライトニングが見れる日もそう遠くはないでしょう。