オール・アバウト・テニス

主に海外(特にアメリカ)で取り上げられているテニスに関する興味深いニュースをピックアップしてお届けします。

ホークアイの必要性

ローマでの1回戦の出来事。

事件は、フチョビッチ(ハンガリー)とバシラシヴィリ(ジョージア)の試合で、1-6, 6-6、タイブレーク2-6 でバシラシヴィリのマッチポイントの時に起こりました。

 

マッチポイントを握ったバシラシヴィリが打ったセカンドサーブを線審がアウトとコールしましたが、主審がインにオーバルールします。主審は、席から離れ、マークをチェックするも、インだと言い張り、そのポイントはやり直しに。バシラシヴィリにはファーストサーブが与えられます。結局そのポイントをバシラシヴィリが取り、ゲームセット。この判定に不満だったフチョビッチはボールマークの写真を撮り、試合後ソーシャルメディアに載せました。

 

”このボールマークは忘れられてしまっている”というツイートに対して、

フチョビッチが、写真と共に、”いえ、実は忘れていません”とリプライしています。

”私の試合の最後のポイント。載せたくなかったけど、載せてほしいと多くのリクエストを受けたので。これがアウトだったら、ダブルフォルトで、僕にもまだチャンスがあった。でも審判がオーバールールしたんだ。”というメッセージ付きで。

 

これは、アウトでしょう。。。主審の人は、速攻で自信満々に大声でオーバールールしたので引き下がれなかったのでしょうか!?

 

これに対して、多くの人が、クレーでもホークアイを導入すべきであると主張しています。クレーでのホークアイは、誤差が生じやすいということ、マークで確認できること、などの理由で、これまで投入されていませんが、こういうことで、もめることが本当に多いし、人間の目よりも、多少誤差が大きくなっても、ホークアイのほうがいいでしょう。そのほうが、選手も納得しやすいと思います。

昔は、こんなことよくあったでしょうが、今は、それを解決できるテクノロジーがあるのだから活用しない手はないと思います。

選手も本気でプレーしているのだから、できる限りフェアな環境で試合ができるようにすることは、マネージメント側の責任でもあると思います。