ガブリエラ ・サバティーニ
テニスの普及に貢献した個人や団体に贈られるPhilippe Chatrier Award。今年の受賞者は、ガブリエラ ・サバティーニ。若い世代のテニスファンの中には、彼女を知らない人もいるかもしれません。サバティーニは、80年代半ばから90年代半ばに活躍したアルゼンチン出身のテニスプレーヤーです。1990年には全米オープンで優勝しました。シングルス自己最高ランキングは3位。WTAツアーでシングルス27勝、ダブルス13勝を挙げたトップテニスプレーヤーでした。また、キリリとした端正な顔立ちで、当時から美人テニスプレーヤーとしても評判でした。26歳で引退した後は、テニスの普及と世界の子供達を助けるための活動に力を注がれてきたようです。
今回の受賞に際してのインタビュー
2019 Philippe Chatrier Award winner @sabatinigabyok thinks it's great that tennis is celebrated on nights like the ITF World Champions Dinner in Paris... pic.twitter.com/S3669AiaVU
— ITF (@ITF_Tennis) June 4, 2019
要点は、
・このような賞をいただいて、とても光栄に思っている。
・また、パリに戻ってこれてうれしい。84年に全仏オープンジュニアで優勝したことは良い思い出。人生が変わる程の大きな出来事だった。全仏オープンには、いい思い出も良くない思い出もあるけど、いつもここでプレーするのは楽しかった。
・その後のキャリアは、その時(ジュニアで勝ったとき)イメージしたようには、必ずしもならなかった。夢だった世界ランキング1位も達成できなかった。でも、振り返ってみると、自分のテニスキャリアには満足しているし、そんなキャリアを持てたことに感謝している。
・テニスキャリアの中で最も思い出に残っているのは、90年に全米オープンで優勝したとき。グランドスラムで優勝することをずっと待っていた。そしてその時がやっと来た。
・その時は始めから勝てるような予感があった。トロフィーを掲げるイメージが大会中寝る時にいつも浮かんできた。
・全仏オープンで勝ったときは天にも昇る気持ちだった。ずっと待っていたから。
・こんな風にセレブレーションの機会があることは素晴らしいことだ。チャンピオンは認識されるべきなので。
最近のサバティーニを見たことがなかったのですが、一瞬、誰か分かりませんでした。どこかの国の女優さんかなぁなんて思ったらサバティーニ。本当にきれいですね~。昔から顔の造りは本当に美しかったのですが、現役時代は、もっとごっつくて、そして天然パーマのイメージが強かったので、現在のすっかり洗練された姿に驚いてしまいました。今49歳だそうで、それにもビックリ。あまりの懐かしさと美しさで、ついここで紹介してしまいました。グラフとか、サバティーニとか、伊達さんとか、あの頃が懐かしい! あの頃の古き良き時代をちょっとだけ思い出させてくれたサバティーニのインタビューでした。