オール・アバウト・テニス

主に海外(特にアメリカ)で取り上げられているテニスに関する興味深いニュースをピックアップしてお届けします。

ナダル vs. フェデラー

・試合のコンディションは(強風のため)無茶苦茶だった。

フェデラーのプレーは悪くなかったが、ナダルは、このコンディションへの対応が素晴らしかった。特にナダルのディフェンスがフェデラーより上だった。

ナダルはとてもスマートにサーブを打った。フェデラーのバックハンド側にサーブを集め、ファーストサーブを確実に入れるようにして、フェデラーに彼のセカンドサーブをアタックさせないようにした。

・両プレーヤーとも試合の始めのステージで風に対応するためプレーを調整した。例えば、ナダルは、風の影響を少なくするために、普段より少し前に立っていた。

・第1セット、フェデラーは最初にナダルのサーブをブレークするチャンスがあったのに、それをものにできず、結局0-3のスタートとなった。それが痛かった。

・第2セット4-4の時、フェデラーが40-0からブレークされてしまった。それがターニングポイントだった。

ナダルは、ディフェンスからオフェンスへのチェンジが上手すぎた。

・この強風の中で、ナダルの戦略が素晴らしかった。ナダルの戦略勝ち。

・この試合で、ナダルのファーストサーブ・パーセンテージは82%と非常に高かったが、サーブのスピードはここまでの5試合より8MPHも遅かった。リスクは取らなかったが、このコンディションを考慮して、確実にファーストサーブをフェデラーのバックハンド入れてきたナダルのスマートプレーが功を奏した。

ナダルは、守りの体勢から、オフェンシブなショットを打てる能力がとにかくすごい。フェデラーが優勢だと思ったポイントでも、ナダルが最後に「盗んだ」。

ナダルは、とにかく、ここでは心地よくプレーしている。膝の問題もなく、健康で、自信にあふれたプレーをしてる。

・とにかく今日のナダルのプレーは良かった、素晴らしかった。