やっぱりテニスは厳しいスポーツ
昨日のブログに書いたことに関連したタイムリーなポストを発見。
カナダ出身のテニスプレーヤー、バセク・ポシュピシルのポストです。
Average 2018 Prize Money/Salary earnings, by sport, for their 51-100 athletes:
— Vasek Pospisil (@VasekPospisil) June 13, 2019
NFL: $13,105,910
MLB: $13,096,891
NBA: $13,001,738
NHL: $6,132,833
PGA: $1,654,159
ATP: $583,235
US Open revenue share: 7%
(14% incl. women)
Other sports: 47%, 54.4%, 50%, 50%, 33%#UniteThePlayers
それぞれのスポーツで51位から100位にランクするアスリート達の2018年度の給料・賞金の平均。
NFL(アメフト): $13,105,910
MLB(野球): $13,096,891
NBA(バスケットボール): $13,001,738
NHL(アイスホッケー): $6,132,833
PGA(ゴルフ): $1,654,159
ATP(テニス): $583,235
全米オープンでの総収入の内、男子の賞金は7%(女子と合わせて14%)を占める。
その他のスポーツと比べると著しく低いナンバー。
さらに
Expenses for tennis players are significantly higher and include global travel for roughly 25-35 weeks a year. Team sport athletes have nearly all costs covered.
— Vasek Pospisil (@VasekPospisil) June 13, 2019
テニスプレーヤーにかかる経費は、年間25週から35週に渡る、世界をまたにかける遠征費用などを含め、とても高額になる。チームスポーツの選手は、このようなコストはほとんど全てチームよってカバーされている。
チームスポーツと個人スポーツのテニスを比べるのは、根本的に異なる部分があるので、少し難しいかもしれませんが、ここで注目したいのは、やはり個人スポーツであるゴルフ。テニスよりゴルフのほうがやっぱり給料が高く、年金制度とかそういうシステムも整っています。
この2017年のCNNの記事では、ゴルフとテニスを比べ、男子ならゴルフでプロになったほうが稼げるということで、プロになるならテニスよりゴルフを勧めています。(女子はテニスのほうが稼げる。)
要点は
・男子ではテニスよりゴルフのほうが稼げる。
・女子ではテニスのほうがゴルフより稼げる。→それでも、トラベルやコーチなどの費用がかかるのでやっぱりタフなスポーツ。
・ゴルフ選手のほうが選手生命が長い。→長く稼げる。
・なので、お勧めはプロテニスよりプロゴルフ。
なんだか、知れば知る程、プロテニスプレーヤーの厳しい現状に失望してしまいます。みんな、この問題には気が付いていて、何とかしないと、変えないと思っているようですが、一度ついてしまった体制を変えるのは容易ではないでしょう。誰かが得をすれば、誰かがその分損する。そういうものですから。それにしても、プロテニスは、プレーヤーズファーストではなさすぎます。これじゃ、いくらテニスが好きでも、将来プロになりたいとはなかなか思えないでしょうね。
ジュニアがもっと夢見れるようは、いつか、そんなシステムになるように、プロテニス界に改革が迫られています。