オール・アバウト・テニス

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フェリシアーノ・ロペスとマルク・ロペスの八百長疑惑

甘いマスクで人気のスペインのテニスプレーヤーであるフェリシアーノ・ロペス。クイーンズでは、アンディ・マリーとペアを組んでダブルスに出場することでも話題になったいます。

マルク・ロペスはスペインのダブルススペシャリスト。ナダルの親友で、彼と組みリオオリンピックで金メダルをとってことでも有名です。

そんなフェリシアーノ・ロペスとマルク・ロペスが八百長試合に関わっていたかもしれないと報道されました。

スペインのオンライン新聞紙であるEl Confidencialによると、問題の試合は、2017年のウィンブルドンでのフェリシアーノ・ロペスとマルク・ロペスvs.Matt Reid と John-Patrick Smithの試合。結果は、Matt Reid、 John-Patrick Smithのペアが4セットで勝利しました。

 

事の発端は、元サッカープレーヤーでサッカーの八百長試合を計画したとして逮捕されたCarlos Aranda。サッカーでの八百長に関わった彼を調べていくうちに、彼が、ウィンブルドンでのこのダブルスの試合について重要情報を持っていたことが明らかになったということです。具体的には、彼はロペスのダブルスの試合が始まる前にある人物に連絡を取り、フェリシアーノ・ロペスとマルク・ロペスが負けるからと明言して、その人物に彼らの敗北に賭けるよう促し、そして、その報酬の半分をコミッションとして彼に支払らうよにと持ち掛けたということです。

 

 

 

これに対して、現在クイーンズでプレー中のフェリシアーノ・ロペスは試合後のプレス会見で、彼自身もパートナーのマルク・ロペスも八百長試合には全く関与してないと、この件に対して完全否定しています。また2人は、テニス 不正防止機関「テニス・インテグリティ・ユニット(TIU)」に連絡を取り、そのような疑惑への捜査が行われていないということも確認済みだとしています。(これに対して、TIUは、このようなことは機密ということで、ロペスの発言を肯定することも否定することもしていません。)

 

 

Carlos Arandaと彼がコンタクトを取った人物との電話での会話の録音テープも存在するということで、フェリシアーノ・ロペスの言うように根も葉もないことなのか、本当はなにかあるのか。今後もし何か発展があれば注目していきたいと思います。