オール・アバウト・テニス

主に海外(特にアメリカ)で取り上げられているテニスに関する興味深いニュースをピックアップしてお届けします。

罰金、罰金、罰金!!!

独特のルールがあることで有名なウインブルドン

彼らのルールを守らなかったプレーヤー達には、容赦なく罰金が課せられます。

そんな中、セリーナ・ウィリアムズウインブルドンで罰金を課せられた理由が話題になっています。彼女の$10,000の罰金の理由は、トーナメント前の練習中にラケットで芝にダメージを与えたから。もちろん、アクシデントであり、故意に行った行為ではありません。(これ以上の詳しい状況は発表されていません)

 

セリーナ・ウィリアムズがトーナメント前の練習中にラケットでチャンピオンシップコートにダメージを与えたことで、$10,000の罰金を受けた。

 ウインブルドンが彼らの大切な芝を傷つけたという理由で罰金を課すことは珍しくはないが、トーナメント前の出来事でというのは、これまで聞いたことがない”

 

そして、イタリアのフォニー二にも”ウインブルドンで爆発が起こればいい”と発言して、 $3,000の罰金を課せられました。背景としては世界ランク10位で今大会12シードにもかかわらず、第14コートで3回戦の試合をさせられたことが不満だったよう。その上この試合で、フォニーニは世界ランキング94位のテニス・サングレンにストレートで敗れました。そこでフォニーニは怒りが爆発!「今日ここでプレーするのがフェアだったのか? イギリス人め。クラブで爆発が起こったらいいのに。ここで爆発が起こるべきだ」と発言したのです。

 

ただ、この罰金の額について、セリーナとの差を問題視してる人も多いよう。

 

”これを聞いてくれ。セリーナ・ウィリアムズ(女性)がアクシデントで、練習中に、ラケットでコートを傷つけてしまって、$10,000 の罰金。

ファビオ・フォニーニ(男性)は、ウインブルドンで爆発が起こったらいいのに、と言ったのに、たった $3,000の罰金。

これは問題だと思う”

 

 

また、いつも通り今回もは罰金を払うことになったのはキリオス。1回戦のジョーダン・トンプソン戦と2回戦のナダル戦での、”スポーツマンらしくない振る舞い”に対して、それぞれ、 $3000 (一回戦)、$5000(2回戦)の罰金が課せられました。

 

 

しかし今大会最も高い罰金を課せられたのは、なんといってもバーナード・トミック。「ジョーウィルフリード・ツォンガ に対する1回戦でのバーナード・トミックのパフォーマンスは、必要とされるプロの水準を満たしていなかった」ということで、58分で終わった1回戦でのパフォーマンスが問題視せれ、$80,000以上にのぼる、1回戦の賞金額と同額の罰金が課せられました。(要はもらえるはずだった賞金を没収されたということです。)

 

終始こんな感じでやる気を見せず ”努力が足りない” と判断されました。

 

ウインブルドンは、伝統を守るためかなり厳しく独特なルールがあるので、選手たちもやりにくいでしょうね。でもこうやって秩序が守られていくのか。とにかくいろいろな意味で特別なウインブルドンです。