イースター・ボウル
インディアンウェルズに、マイアミ・オープンに、カレッジテニスに。アメリカの3月は、テニスのイベントが盛りだくさん。そんな中、ジュニアも負けていません。BNPパリバオープンが先週末に終わったばかりの、まだ、熱狂冷めやらぬインディアンウェルズ・テニスガーデンをメイン会場として、USTAのナショナル・ジュニアトーナメントの最高レベルのレベル1の大会、USTAナショナル・チャンピオンシップ(通称、イースター・ボウル)が今週末から始まります。
1968年にNYで始まったこの大会。過去の優勝者の顔ぶれは、ジョン・マッケンロー、トレーシー・オースティン、ジェニファー・カプリアティ, ドナルド・ヤング、サム・クエリー、ジャック・ソック、フランシス・ティアフォ、テイラー・フリッツなどそうそうたるもの。その他、ジミー・コナーズ、アンドレ・アガシ、ピート・サンプラス、マイケル・チャン、リンゼイ・ダベンポート、アンディ・ロデック、ジョン・イズナーなどもこの大会でプレーしました。
"Pathway to the pros(プロへの登竜門)" とか "The super bowl of junior tennis(ジュニアテニスのスーパーボウル)"などど呼ばれるこの大会。一番の特徴は、他のUSTAのレベル1ナショナルトーナメントと比べて、ドローサイズが64と小さいこと。その分、ハードルは高く、出場てきるプレーヤーは本当にトッププレーヤーのみで、プレスティージ感が半端ない大会です。多くのアメリカジュニアにとって憧れの大会/目標にする大会だと言えるでしょう。
もちろん、この大会に出場したからといっても、ほとんどのジュニアは、プロにはなりません。でも、この大会に参加したことは、大きな誇りと自信となって、ずっと記憶の中に残ることでしょう。イースターボウルはアメリカのジュニアにとってそんなスペシャルな大会なのです。
さて、今年はどんなドラマが繰り広げられるか。いよいよ明日から開幕します。
昨年の男子18以下の優勝者、 Jenson Brooksby