オール・アバウト・テニス

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メンタルトレーニング ナダルの言葉

 

Q : あなたは、メンタル面でもフィジカル面でもトレーニングしていると言っていましたが、あのようなレベルで集中することが出来るように、あなたは、どんなメンタルトレーニングを積んでいるのですか?

 

ラファエル・ナダル : 毎日、コートに立っている時間は、常にメンタルトレーニングをしていると思っている。悪いプレーをしたり、何か問題があった時、どこか痛い時、そんな時に、文句を言わない。正しい態度で、何くわぬ顔をして、乗り切る。たとえ、自分のプレーが悪くても、体のどこかが悪くても、その時、起こっている全ての問題に対して、ネガティブにならないようにする。情熱を持って、毎日コートに行き、練習し続ける。メンタルを鍛えるということは、そういうことじゃないかな?

 

私はキャリアを通してずっとそうしてきた。物事が上手くいかない時、いら立ったり、もの凄くネガティブになったりしないようにしてきた。だから、私は、いつも(悪い状態から)戻ってくることができた。

だから、今回も(ここまで勝てなかったが)、ローマで勝つことができた。需要なタイトル、そして、重要な時。今、ここで立ちどまらずに、このまま前進していくことが重要だ。

 

”今日のナダルのメンタル向上のための言葉は、若いプレーヤー達のコーチの間で、何度も使われることになると思う。

 

毎日、コートに向かい、文句を言わず、黙々と目標に向かって、今できることを精一杯行う。特別なことではない。でも、それがメンタルトレーニングだという、ナダルらしい言葉。そんな日々の努力が、苦しい瞬間に自信となって、強い精神力を生み出すのかもしれません。

言うのは簡単だけど、ナダルのように実行することは、容易ではないでしょう。彼が言うから、重みのあるこの言葉でした。