全豪オープンを振り返る! 最も印象に残ったこと、第3位 クビトバの復活
ペトラ・クビトバの復活
.@Petra_Kvitova may not have walked away from the #AusOpen with the title, but she certainly walked away with many admirers.
— #AusOpen (@AustralianOpen) January 29, 2019
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”もちろん、勝ってトロフィーを抱きたかったわ。でもね、私はすでに2年前に勝った気がしてるの。”
クビトバは優勝できなかったけど、多くの人の心を虜にした。
今回の全豪オープン決勝戦で、大坂なおみ選手と熾烈な戦いを繰り広げたクビトバ選手。
あと一歩のところで大坂選手には及びませんでしたが、悲劇に襲われた彼女がグランドスラムの決勝にもどってきて、大坂選手とあんなに素晴らしい試合を見せてくれたことは、多くの人に感動を与えたでことでしょう。
私も今回のクビトバ選手の活躍は、一ファンとして、とても感動しましたし、本当に嬉しかったです。
クビトバ選手はずっと私の大好きな選手の一人でした。その攻撃的なテニスとは裏腹に、本当に性格の良い人のようで、他の選手の間でもとても人気があり、みんなに好かれているとよく耳にします。昔からコートでの立ち振る舞いに性格の良さが滲み出ていて、私はすぐにファンになりました。
雰囲気としては、これまた、性格が良く、人気者だった元テニスプレーヤー、キム・クライシュテルス選手と似ている気がします。でも私が持っているイメージとして、キム・クライシュテルス選手はもっと明るく、オープンな感じですが、クビトバ選手はシャイで、ちょっと内向的な感じ。真面目で、職人気質で、言葉少なくやるべきことを黙々と頑張るタイプ、そんな感じにみえます。そして、あの笑顔! 優しさがにじみ出ていると思いませんか? もちろん、トップアスリートとしての芯の強さは半端ではないでしょう。そんなクビトバ選手からは、強くて優して凛とした昭和の母の匂いがします。
クビトバ選手は、WTAのスポーツマンシップ賞もこれまで7回受賞しています。2011年に初めて受賞して以来、2013年~2018年まで、現在6年連続で受賞中。他に誰もいないんかいと突っ込みたくなりますが、彼女ほどの人格者はなかなかいないんでしょう。ここでは彼女がダントツなんですね。
強盗襲撃事件での左手の怪我を乗り越えて、彼女が帰ってきた。決勝では負けてしまったけど、決勝での戦いぶりや、そこまで勝ち進む過程をみることができ、なんだか温かく、幸せな気持ちになりました。陳腐な言い方ですが、本当に、勇気と感動、そして希望を与えてくれたと思います。おめでとう、クビトバ選手。今後もあなたの活躍を楽しみにしています。