オール・アバウト・テニス

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フェデラーが引退の噂に反応する

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先日のブログフェデラーの今シーズンのクレー復帰と引退の噂について書きましたが、フェデラーがドバイ・テニストーナメントの前のインタビューでその噂について言及しています。

インタビューの中でフェデラーは、クレーで今年プレーする事を決めたのは、引退前に、もう一度だけ全仏オープンでプレーしたかったからなのかと聞かれます。

彼のその質問に関する答えは、次のようなものでした。

”いいえ、そうではありません。それ(引退)とは関係なく考えて決めたことです。今年、クレーでプレーしたいかどうか、自分に問いかけた答えが「したい」だったのです。”

”だからと言って、これが、私にとって最後のクレーコート・シーズンだとか、引退前にもう一度クレーでプレーしたかったからとか、そういうわけではありません。そう決めた時、引退とか、そんなことは考えていませんでした。”

”ここ数年、スキップしていたクレーコート・シーズンですが、今年は、私の体も、心もクレーでプレーするための準備ができ、家族とのスケジュールも、チームとのスケジュールも調整がついて、クレーコート・シーズンに参加しても大丈夫だと思ったのです。”

”だから、クレーで今年プレーするのを決めたのは、引退のことを考えてということでは、ありません。純粋に私がクレーでプレーしたいかどうかだけでした。実際にクレーコート・シーズンが始まって、私がどのようにプレーするかを見てから、それに応じて、スケジュールを再調整するかもしれせん。柔軟に対応しようと思っています。”

”今年は、クレーコート・シーズンをまるごと飛ばして、長く休むより、いい感じのペースでプレーし続けて、クレーコートを楽しみたいなと思っています。”

”もちろん、簡単にはいかないでしょう。それは分かっています。少しずつ始めなければいけません。でもそれでもいいと思っています。”

”2年間ほどクレーコート・シーズンをパスして、全仏オープンは、怪我のため、3年前も出場しませんでした。だから、私のチームも、私が今年は、クレーでプレーしたいと思う気持ちを理解してくれました。”

”何と言っても、私は、クレーコートでプレーしながら育ったのです。今年は、体の状態も良く、バード→クレー→グラス→ハードというコートのサーフェスの変化にうまく対応できるよな気がしています。過去2年は、そう感じなかった。ハード→グラス→ハードと、速いサーフェスにとどまっていたほうが、良いと感じていたんです。”

 

ということで、フェデラーファンの皆みなさん、いえ、テニスファンのみなさん、ひとまずは、一息ついてもいいかもしれません。フェデラーは現時点では、「引退のプラン」はないということです。