オール・アバウト・テニス

主に海外(特にアメリカ)で取り上げられているテニスに関する興味深いニュースをピックアップしてお届けします。

ウインブルドン一回戦終了 驚きの敗者達

今日でウインブルドン一回戦が全て終了。

 

初戦で散っていった驚きの選手達は。。。

 

男子シングルス

第5シード ドミニク・ティエム 

アメリカのサム・クエリ―と対戦して7―6、6―7、3―6、0―6で敗れた。

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芝が得意なビックサーバーのクエリ―vs.芝が苦手なティエムの対戦は、アプセットもあり得るということで、注目の一回戦でしたが、その通りになってしまいました。後ろに下がって、大きなテイクバックで、スピンの多くかかったボールを打つあのスタイルでは、球足が速く、展開の速い芝コートでは、やはり厳しいですよね。ナダルのようにいつか芝にアジャストできるか? 今後に期待しましょう。

 

ティエムの試合後のプレス会見(英語)

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第6シード  アレキサンダー・ズべレフ

チェコのイリ・ベセリに6-4、3-6、2-6、5-7で敗れた。

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このところ不調のズべレフ。”以前は、いつグランドスラムタイトルを取るかが話題だったのに、最近は2週目まで残れるかという感じになってきている”とテニスチャンネルのコメンテーターが言っていました。素晴らしいテクニックと恵まれた身体があるのだから、なにかがクリックすれば、また調子は戻ってくるはず。現在22歳。まだまだ、これからですよ。

 

ズべレフの試合後のプレス会見(英語)

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第7シード ステファノス・チチパス

・イタリアのトーマス・ファビアーノに4-6 6-3 4-6 7-6(8) 3-6で敗れる。

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チチパスの試合後の言葉(要約)

経験の無さは、言い訳にはしたくない。

僕ぐらいの年齢でも、例えばナダルとかフェデラーとか、とても精神的に大人でプロフェッショナルなプレーヤーは過去に多くいた。

彼らは、若いころから安定した成績を出していたけど、今のネクストジェンは、僕も含めて、それが欠けている。

僕の目標は安定して良い成績を残すこと。一つに一つの試合に集中していきたい。

 

 

 

女子シングルス

第2シード 大坂なおみ

・世界ランキング39位のユリア・プティンツェワに6―7、2―6で敗れた。

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第26シードで2017年ウインブルドンチャンピオン ガルビネ・ムグルサ

・ブラジルのベアトリス・アダッドマイアに4-6 4-6で敗れた。

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2004年ウインブルドンチャンピオン、マリア・シャラポワ

・フランスのポーリン・パーメンティア相手に第3セット0-5の時に左腕の怪我で棄権した。スコアは6-4、6-7(4-7)、0-5でした。

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過去5回ウインブルドン覇者 ビーナス・ウィリアムズ

・15歳の新鋭コリ・ガウフに4-6,4-6で敗れる。

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ガウフもウィリアムズ姉妹に憧れてテニスを始めた少女の中の一人 

試合後、握手したときに、”あなたがこれまでしてきたこと全てに感謝しています。あなたがいなければ、私は、今ここにはいなかったんです”と言ったということ。

親子ほど年齢が違うんですね、この2人。ウイリアムズ姉妹が女子テニス界に与えた影響は本当に大きい。

 

そんなわけで、波乱の幕開けとなった2019年ウインブルドン。これからどうなるか、目が離せません!