全豪オープンを振り返る! 最も印象に残ったことトップ5 オーストラリアの内戦
2週間にわたって行われた全豪オープンも終了。大坂なおみ選手の優勝、錦織選手の準々決勝進出とこの2週間、本当に楽しませてもらいました。それでは最後に全豪オープンを振り返って、私が個人的に印象に残ったことのトップ5を書かせていただきます!
それでは、まず第5位から
テニス界の問題児、バーナード・トミックの問題発言!
バーナード・トミックがまたもや、問題発言。今回は、元世界ランク1位で過去に2度グランドスラム大会で優勝し、現在オーストラリアのデビスカップ(デ杯)監督であるレイトン・ヒューイットを、こき下ろしたのです。
トミックは1回戦で敗れたあとのプレスとの会見で、記者に今後デビスカップでプレーすることがあるのかを尋ねられときに、こう答えました。
「多くの問題があり、多くの選手たちが不満に思っている。正直に言うけど、全部、レイトン(ヒューイット)のせいだよ。」
「みんな彼のことが嫌いなんだ。みんなが誰なのかは、分かっているよね。僕、(タナシ)コキナキス、そして、(ニック)キリオスだよ。」
「レイトンは間違っているよ。彼自身がデビスカップでプレーしているんだよ。引退したんじゃなかったのかよって思ってしまう。なんで、彼が(選手を押しのけて)プレーしてるんだ。みんな彼に対しては不満がだらけさ。」
などど、ヒューイットへの不満を爆発。
「ヒューイットは昔はオーストラリアのテニス協会が大嫌いだったのに、今は大好きなようだ。」
「彼は、デビスカップのメンバーや、全豪オープンでワイルドカードを与える選手を選ぶとき、個人的な利害で決めるんだ。彼は、あるスポーツマネージメントの会社と結託していて、そこに属してる選手を優先している。今回ワイルドカードに選ばれたのも、そこに属している選手ばかり。彼らが稼げば、ヒューイットも儲かる仕組みさ。」
このスポーツマネージメントの会社は、トミックの主張を否定しています。
そして、トミックは、デ杯の監督変更を要求しました。
「彼は素晴らしいチャンピオンだったけどね。彼が今やってることは正しくない。僕らはもう、彼の元でプレーしたくない。彼がデビスカップの監督を辞めて、だれか良い人が監督になってくれればいいんだけどね。彼は、プレーヤーファーストじゃない。自分のことしか考えてないんだよ。」
ちなみに、コキナキスは、2017年にデビスカップに選ばれなかったことを、いまでも根に持っていて、その上、今回の全豪オープンでオーストラリアのテニス協会からワイルドカードをもらえなかったことに対しても不満があるという噂があります。
また、キリオスは、全豪オープン中に、ヒューイットが特定の選手(アレックス・デミノー)をえこひいきしていることを匂わすツイートをしました。(その後、あれは冗談だったと言って、すぐに消しましたが。)
これに対して、ヒューイットも会見を行い、トミックは彼や彼の家族を脅迫したり、ゆすったりしたと反論しています。
それに対して今度はトミックがヒューイットことを嘘つきと呼んだ上、そこに、彼以上に問題の多い、トミックの父親も加わって、ヒューイットを訴えてやると発言したりして、この問題はもうぐちゃぐちゃです。
ちなみにこの件でのキリオスの反応は、
本音では、ぜんぜんなさそうですが、一応、誰がデ杯の監督でもプレーするよ、と言っています。トミックが言ったことに賛同はしていません。でも歯切れが悪い。とりあえず、変なことに巻き込まれたくないと言ったことろでしょうか。
コキナキスはこの件関して、特にコメントを出していないようです。
もうね、トミックはそんなこと気にせずにいい加減にテニスに集中しようよと言いたい。テニスは個人スポーツなんだからね。別にデ杯でプレーしなくてもいいんだし。才能あるんだから、テニスで頑張れ!
ということで、昼ドラのようにけっこうドロドロした人間関係を暴露させたトミックの発言が第5位でした。